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2025.09.25  / 

上棟式とは?お祭りに通じる感謝の心と大工さんとの顔合わせ

こんにちは(^^)/ご無沙汰をしております。

新潟で注文住宅・デザイン住宅を新築している「ディテールホーム」新潟支店工事部の林です!

 

五泉八幡宮の秋季例大祭に参加してきました

先日、私の地元・五泉市の五泉八幡宮にて秋季例大祭に参加して参りました!

町内会単位、有志の団体で計16組のチームが参加しました。

元々は“五穀豊穣に感謝し、今後も豊かな恵みを得られるように祈りを捧げる”という意味合いのお祭りです。

今では五穀豊穣だけでなく飲食店、商店の商売繁盛を祈願する要素も含まれたお祭りとなっています。

 

宵宮や門付けに込められたお祭りの意味とは?

概ねのチームは山車(だし)や神輿と、笛・太鼓などのお囃子で編成されています。

お祭りは二日間に渡って行われ、宵宮(よいみや)と呼ばれる1日目の夜にお宮様の前で木遣り唄(きやりうた)とお囃子を奉納し、山車に“福”を授かります。

その“福”を家々にお邪魔して配る…門付け(かどづけ)と言って木遣り唄とお囃子を披露して“福”を配る代わりにご祝儀を頂戴します。

ともすると山賊行為と言われかねない…いえいえ、皆さん喜んで頂いているものと思っています!

五泉八幡宮、近頃では風鈴祭りや傘祭り??

映えそうな設えのイベントにも一生懸命で五泉市に無縁な私の弟子も「学生時代に遊びに行きました!」と言っていました!

この前なんて、新潟・わナンバーが来てましたから!ご興味おありの方は是非、わたくしめがアテンドを(^^)

 

子どもたちに伝えたい伝統行事と地域のつながり

子供のころからの通例行事ですので毎年、当たり前のように参加して来たお祭りですが私も当然、歳を取りいっぱしのオヂサンです。

大人として…子供達にはお祭りの意味や意義なんかも自然と伝わるといいなぁと。

偉そうに語り込むより、ルーツを調べたくなるほど楽しませるのが大人の役目ですかねー♪

うまく出来ているといいなぁー。

木遣り唄にはこんなのがありまして、

ソーラーエー
揃た揃たよ 宮町(みやちょう:私の参加しているチーム)の若い衆
稲の出穂のように アラよく揃た ヨーイトーナー

これ唄いながら子供たちが一生懸命、合いの手を入れる姿を見ていると
あぁー、いつまでも続いてゆけ。と切に願います。

 

家づくりに欠かせない“上棟式”とは?

前置きが長くなりましたが、今日は“上棟式”についてお話をと思っていたんです!そーでした!

ご新築される多くの方が、「上棟式って必要なの?」「大工さんに何を渡せばいいの??」と悩まれていることかと思います。。

そもそも上棟式とは…

上棟式(じょうとうしき・棟上げ式(むねあげしき))とは、木造住宅建築で建物の主要構造部である棟木(むなぎ)を上げる「棟上げ(むねあげ)」が完了したことを祝い、家屋の守護神と大工の神様を祀り、その後の工事の安全と無事な完成、そして家が建ってからの家族の安全を祈る儀式です。

また、施主から無事上棟を迎えられるに至るまでの担当者や工事関係者への労いや感謝の気持ちを表す機会でもあります。

ハイ。Google先生、ありがとうございます!

 

祝詞に込められた願いと上棟式の流れ

上棟式では「祝詞奏上(のりとそうじょう)」と言って神様に感謝の気持ちを伝えるための詞が読まれます。

原文と併せてある記事を参考に林なりの解釈で現代文にしてみました。

【祝詞】

掛(か)けまくも あやに畏(かしこ)き
  →心に思うばかりか、口にすることなどおそれおおいですが、

手置帆負命(たおきほおいのみこと)
  →日本神話に登場する建築・木工職人の神様

彦佐知命(ひこさしりのみこと)
  →日本神話に登場する建築・木工職人の神様

屋船豊受比賣命(やふねとようけひめのみこと)の
  →日本神話に登場する家屋の守護神

大神等(おおかみたち)の御前(おんまえ)に 畏(かしこ)みも 白(もう)さく 白(もう)さく
  →大神さまたちの前に慎みつつお祈りいたします

先に 木工(こだくみ)〇〇が 〇〇の家を 造(つく)り始(はじ)むるに
  →先ほど〇〇大工が施主の〇〇の家を造り始めるのにあたり

加久多安(かくたやす)からぬことをば
  →こんなにも容易ではない“上棟”という作業を

我(わ)が 須女神(すめがみ)の御霊(みたま) 賜(たま)いて
  →神様が応援してくださって

突(つ)き立てたる柱、 取り挙(あ)げたる棟木(むなぎ)、
  →建てた柱、揚げた棟木、

桁(けた)、梁(はり)の木組(きかい) とよみなることなく
  →桁や梁の組み立てが音を立てて揺れ動いたりせず

打(うち)堅(かた)めたる釘(くぎ)の緩(ゆる)び、
  →打ち込んだ釘が緩んで、

取(とり)葺(ふけ)る束(つか)のそそぎなく
  →屋根がバタバタしたりせず、

千代(ちよ) 常(とこ)とはに 創(つく)り終(お)へしめ給(たま)へるを 嬉(うれ)しび、
  →1000年の永い間、変わらないように作業を終えさせてくださることを嬉しく感じ

今日(きょう)の 生(い)く日(ひ)の 足(た)る日(ひ)に、
  →物事が活き活きとして満ち足りた今日という良き日に

彌(いや) 喜(よろこ)びの主人(あるじ)と 御酒(みき) 御饌(みけ) 設(まけ)たらはして、
  →喜びに満ちた施主と、大神さまたちに召し上がっていただくお酒とお食事を充分に用意し

今(いま)も後(のち)も この家を安宮(やすみや)と
  →今日もこれからも、この家が“安らかなる家”であるように

大神(おおかみ)等(たち)の護(まも)り給(たま)いて、
  →大神さまたちが護ってくださって

法則(のり)のまにまに 平(たいら)けく 安(やす)らけく
  →神様が決めた法のままに、穏やかに安らかに

成(な)し終(お)へしめし給(たま)へと 畏(かしこ)み畏(かしこ)みも申(もう)す
  →無事完成させてくださいますよう、恐れ慎みながらもお祈り申し上げます

 

上棟式で本当に大切なのは感謝の心

畏まり過ぎてて難しいっ

要は、「感謝」な訳ですよね!

神様にもお願いごとの前に、現状への感謝。それから今後のこと…

新宅の無事完成と家族の健康をお願いする。

そしてこれまでの工事に携わってくれた職方さんたちへの感謝、建て方当日に頑張ってくれた大工さんへの感謝、これから工事に携わっていく関係者の無事を願う

式の有無は大事じゃないですよね!

冒頭にお祭りの話をしておいて…そーです。林、無信心です。。申し訳ありません。

神様はきっとそんなことじゃ怒りません!神様ですから!

でもきっと人々が世の中の「有難い」ことを認識出来る、感謝出来ることを喜んでくださるのだと思います。

 

現代の上棟式|必要性と大工さんとの顔合わせ

上棟式は元来、地鎮祭と同じく神主さんが執行する儀式でした。

近年ではハウスメーカーの担当者や大工さんが執行役を担うことが多くなり、更には式自体を執り行わないことの方が一般化しています。

実際に弊社では上棟式より、「担当大工さんとの顔合わせ」をお勧めしています。

上棟日当日に関わらず、お施主様のご都合を伺いながら日程を調整させて頂きます。

ご祝儀やお土産などお持ちいただく方もいらっしゃいますが、あくまでご負担にならない範囲でお願いいたします。

 

上棟式は大工さんとのご縁を深める機会

数か月の全体行程の中のおおよそ半分の期間を担うのは大工さん、まさに“要”となる工種です。

その大工さんに労いのお言葉を掛けて頂き、「これからもよろしく頼むよ!」と鼓舞してあげてください(^^)

お酒…という訳には行きませんが、一服付き合いなどされてはいかがでしょうか?

大工さんもどなたのお家を手掛けているのか…お顔が知れると自然と士気が上がるものです♪

無信心な私ですが、大工さんとの巡り合わせもご縁、我々が住まいづくりのお手伝いをさせて頂けるのもご縁…神サマ、グッジョブ!

有難い事で御座います。

 

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