注文住宅ガイド
GUIDE
平屋は生活動線がシンプルで暮らしやすく、開放感のある間取りを実現しやすいことから、近年人気が高まっています。一方、「2階建てよりも建築費が高い」といわれることもあり、実際にはいくらかかるのか、費用面が気になっている方も多いのではないでしょうか。
そこで、本記事では実際にどの程度の予算で平屋が建てられるのか、相場や価格に影響する要素を解説します。併せて、予算内で理想の住まいを実現するポイントもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
平屋の注文住宅の相場はどのくらい?

平屋の建物本体価格をもとにした坪単価は、50~90万円程度が一つの目安です。この坪単価をもとに計算すると、坪数別の建物本体価格の目安は以下のようになります。
| 坪数(㎡) | 間取り | 建物本体価格の目安 |
|---|---|---|
| 20坪(約66㎡) | 2LDK | 1,000万〜1,800万円 |
| 25坪(約83㎡) | 2LDK~3LDK | 1,250万~2,250万円 |
| 30坪(約99㎡) | 3LDK | 1,500万~2,700万円 |
| 35坪(約116㎡) | 3LDK~4LDK | 1,750万~3,150万円 |
※上記の坪単価・建物本体価格は一般的な目安であり、ディテールホームの坪単価・販売価格を示すものではありません。
平屋の建築費は、地域や建築会社、構造・設備や仕様によっても大きく変わります。ローコスト住宅では坪単価が50万円以下で収まることもありますが、大手ハウスメーカーで建てる場合やハイグレード仕様の場合は、坪単価で100万円を超えることもあります。
一般的に、平屋は基礎部分や屋根の面積が広いため、同じ延床面積の2階建てよりも坪単価が高くなりやすい傾向があります。一方で、平屋には階段スペースが不要、設計次第でコンパクトな間取りも可能といった側面もあり、総額で比較すると2階建てより必ずしも高くなるとは限りません。
平屋の注文住宅の価格に影響する要素

平屋の注文住宅の価格に幅があるのは、延床面積以外にもさまざまな要素が影響するためです。
ここでは、特に建物本体の価格に影響しやすい4つの要素について解説します。
建物の形状や間取り
建築費は、一般的に建物の形状が複雑になるほど必要な外壁面積や基礎工事の手間などが増え、価格が高くなる傾向にあります。正方形やI字型に比べ、L字型、コの字型、ロの字型の平屋は外周が長くなり、その分、建築費も上がりやすいでしょう。
間取りも同様に、部屋数が多くなるほど必要な間仕切り壁や建具が増えるため、価格が上がりやすくなります。
屋根は、面積や形状、屋根材などによって価格が変わります。構造がシンプルな切妻屋根や片流れ屋根は費用を抑えやすいでしょう。 屋根材は一般的に、スレート、ガルバリウム鋼板、瓦など、素材によって価格が異なります。選ぶ素材や施工方法によっても費用は変わるため、具体的な価格を比較する際は、条件を確認することが大切です。
新潟県で平屋を建てる場合、雪の落ちやすさや積雪荷重、採光、湿気なども考慮して屋根や構造、間取りを設計する必要があります。建築地の気候に適した設計を採用することも、建築費に影響を与える要素の一つです。
設計の自由度
細部までこだわりを実現できるフルオーダー型の平屋は、標準仕様をベースにしたセミオーダー型や規格住宅に比べると価格が上がります。特に、特殊な間取りや大開口を設ける場合には、費用が大きくなりやすいでしょう。
また、造作家具や造作収納など、住宅に合わせて個別に製作する設備を増やした場合も、材料費や施工費が増えて価格が上がります。
住宅性能や設備のグレード
一般的に、断熱性・気密性・耐震性などの住宅性能を高めたり、キッチンや浴室、トイレなどの設備をグレードアップしたりすると、建築費は上がります。ただし、費用だけを理由に住宅性能や設備のグレードを下げるのはおすすめできません。設備や仕様は、将来のメンテナンスや住み心地まで含めて検討することが大切です。
特に、 気象環境の厳しい新潟で住宅 を建てて快適に暮らすには断熱性や気密性、暖房・換気設備などを重視する必要性が高くなります。平屋についても同様で、高性能を求めるほど、 建築費にも影響しやすくなるでしょう。
内装・外装の素材
床や壁、外壁などに使用する素材も、平屋の価格を左右する要素の一つです。機能性や耐久性などに優れた素材、メンテナンスの負担を抑えやすい素材は、初期費用が高くなる場合があります。また、希少性の高い自然素材は高価になりやすく、施工に手間のかかる素材では施工費が増える傾向です。
新潟県の家づくりでは、凍害や雨などの気候条件に配慮したうえで適切な素材を選ぶことが大切です。耐久性やメンテナンス性を考慮した外装材を採用すると、価格が上がることが多いでしょう。ただし、初期費用が多少高くても、耐久性の高い素材を選ぶことで、将来の補修や交換にかかる負担を抑えられる場合があります。
平屋の予算は建築費だけでなく総額で考えることが大切

平屋を建てる際には、建物の建築費(本体工事費)のほかにも以下の費用がかかります。
- ・付帯工事費・外構工事費
- ・設計・申請などの諸費用
- ・土地代(土地を購入する場合)
本体価格の範囲や坪単価の算出方法には明確な決まりがなく、建築会社によって異なります。例えば、照明やエアコンの設置工事費、外構工事費は一般的に坪単価に入れませんが、これらを含んでプラン化している建築会社もあります。
そのため、建築会社を比較する際は単に坪単価だけを見るのではなく、希望する住まいを完成させるまでに必要な費用の総額を確認することが大切です。そのうえで資金計画を立てれば、予算オーバーを防ぎながら理想の住まいを実現できるでしょう。
予算内で理想の平屋を建てるためのポイント

平屋の建築費は、建物の形状や広さ、間取り、設備・仕様などを工夫することで抑えられる場合があります。ここでは、予算内で平屋を建てるために押さえておきたいポイントを解説します。
建物の形状や間取りを工夫する
建物の形状は、L字型・コの字型・ロの字型ではなく、正方形や長方形など、できるだけ凹凸の少ないシンプルな形状を選ぶと価格を抑えやすくなります。
また、オープンな間取りにして間仕切り壁や建具、廊下などを減らすと、施工費用や資材費を抑えられる可能性があります。家族のプライバシーに配慮しながら、検討してみるとよいでしょう。
なお、屋根は切妻屋根や片流れ屋根などのシンプルな形状のほうがコストを抑えられます。
必要な広さを見極める
一般的に、延床面積が大きくなると、建築費も高くなる傾向があります。また、必要な土地面積も広くなるため、土地から購入する場合には総費用が大きくなりやすいでしょう。
予算内に収めるには、生活に必要な広さを見極め、無駄なスペースのないコンパクトな間取りを検討するのも有効です。コンパクトな間取りには、移動の無駄が発生しにくく、生活しやすくなるといったメリットもあります。
また、冬の寒さが厳しい新潟では、コンパクトな間取りを採用することで、光熱費を抑えやすいというメリットも期待できます。
優先順位を明確にする
希望をすべて叶えようとすると、コストが上がり予算をオーバーする可能性が高くなります。絶対に実現したい部分、妥協してもよい部分を分け、予算と照らし合わせて設計に落とし込みましょう。
ただし、費用を優先して必要なものを削ると、将来の後悔につながりかねません。断熱・気密性能や収納、家事動線など、日々の快適性や将来の暮らしやすさに影響する部分の優先度を高くしておくと、失敗リスクを抑えられるでしょう。
平屋の施工実績が豊富な建築会社に依頼する
建築会社には、それぞれ得意とする分野があります。予算内で理想の平屋を建てたいなら、平屋の施工実績が豊富な建築会社に依頼することも大切です。設計ノウハウも豊富にあり、経験に基づいた適切なアドバイスや提案を受けられるでしょう。
多くの建築会社では、自社のWebサイト上で実際の施工事例を掲載しています。理想とするイメージと近いかどうか、類似の事例があるかなども確認したうえで相談するのがおすすめです。
平屋の注文住宅に関するよくある質問(FAQ)

最後に、平屋の注文住宅の相場に関するよくある質問と回答をご紹介します。
平屋の注文住宅は2階建てより高くなりますか?
同じ延床面積・同程度の仕様で比較すると、一般的には基礎や屋根の面積が広くなる平屋のほうが、2階建てよりも坪単価が高くなる傾向にあります。しかし、注文住宅の費用は建物の形状や間取り、住宅性能によっても変わるため、一概に平屋だから高くなるとは限りません。
間取りをコンパクトにして延床面積を減らす、設備のグレードを必要以上に上げないなどの工夫で、建築費の総額を抑えることが可能です。
新潟で平屋を建てる場合、どのような点に注意すればよいですか?
費用を抑えたい場合でも、必要な性能や設備を削らないことが大切です。夏は高温多湿、冬は豪雪という新潟県の厳しい自然環境のなかで快適に暮らすには、住宅を高気密・高断熱仕様にすることが欠かせません。暖房・換気設備の導入、雪の処理を考慮した屋根の形状、外装材の耐久性なども求められます。
新潟の気候や土地条件を熟知し、平屋の施工実績が豊富な建築会社に相談すれば、予算と住宅性能のバランスを取りながら、地域と自分たちの暮らしに合った住まいを検討しやすくなるでしょう。
相場を参考に理想の平屋づくりを進めよう
平屋の建築にかかる坪単価の相場は50~90万円とされていますが、建物の形状や間取り、仕様などによって大きく変わります。相場を参考としたうえで、平屋で実現したい暮らしのためにどのような間取りや仕様が必要なのかを検討し、具体的な予算配分を考えていくとよいでしょう。
ディテールホームは、創業約80年の地域密着型企業・坂井建設が展開する住宅ブランドです。高いデザイン力や技術力を強みに、新潟の気候や暮らしに寄り添いながら、デザイン性と暮らしやすさを両立した住まいをご提案しています。
平屋の建築実績も豊富で、外観デザインはもちろん、間取りや生活動線、収納、外構まで含めた理想の家づくりをお手伝いします。「予算内でどのような平屋が建てられるのか知りたい」「デザインや暮らしやすさにもこだわりたい」という方は、ぜひディテールホームにご相談ください。



