注文住宅ガイド
GUIDE
注文住宅は間取りや設備、内装などを自分たちの希望に合わせて決められるため、理想の住まいを実現しやすい点が魅力です。一方で、自由度が高い分、建売住宅に比べて検討すべきことが多く、完成・引き渡しまでに2年以上かかることも珍しくありません。
理想の住まいを無理なく実現するためには、注文住宅づくりの全体像を事前に把握し、計画的に準備を進めることが大切です。
本記事では、注文住宅を建てる際の基本的な流れや費用相場、失敗しないためのポイントを解説します。これから注文住宅を建てたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
注文住宅を建てる際の基本的な流れ

注文住宅を建てる一般的な流れと、各工程にかかる期間の目安は以下のとおりです。
土地の有無や建築会社との打ち合わせ回数、建物の規模などによって期間は異なります。
- 1 イメージづくり・情報収集・予算決め:3~6ヵ月程度
- 2 土地探し・建築会社選び:3~6ヵ月程度
- 3 打ち合わせ・ローン申請・契約:2~6ヵ月程度
- 4 施工:5~8ヵ月程度
- 5 引き渡し・各種手続き:1ヵ月程度

ここでは、注文住宅を建てる際の工程を順に解説します。全体の流れを把握したうえで一つひとつ準備を進めることで、理想の住まいを実現しやすくなるでしょう。
①イメージづくり・情報収集・予算決め
まずは、どのような家を建てたいか、どのような暮らしを実現したいのかを家族で話し合いましょう。具体的には、間取りやデザイン、家事動線、庭や駐車場の有無など、希望する条件を整理していきます。この段階で大切なのは、こだわりや優先事項を明確にすることです。あらかじめイメージを固めておくと、建築会社との打ち合わせでも希望を伝えやすくなり、間取りや内装・外装の方針がぶれにくくなります。
情報収集の方法としては、「建築会社のホームページで施工事例を確認する」「モデルハウスや見学会に行く」「カタログやパンフレットを取り寄せる」などがあります。
また、情報収集と併せて、おおよその予算を決めておくことも大切です。現在の収入や支出、貯蓄額を確認し、毎月無理なく返済できる金額をもとに資金計画を立てましょう。
②土地探し・建築会社選び
注文住宅を建てる土地がまだ決まっていない場合は、不動産情報サイトなどを活用し、希望条件に合う土地を探します。駅や学校、商業施設への距離、土地の広さ、日当たり、周辺環境などを確認しながら、暮らしやすい場所か検討しましょう。
気候を踏まえた土地選びも重要です。例えば、新潟県では地域によって積雪量が異なるため、特に降雪の多いエリアでは除雪のしやすさや雪を置くスペースの有無なども考慮する必要があります。
自分たちだけで土地を探すのが難しい場合は、不動産会社に相談するのも一つの方法です。また、建築会社のなかには、土地探しからサポートしてくれるところもあります。土地と建物を別々に考えるのではなく、希望する間取りや予算に合う家が建てられる土地かどうかを建築会社に確認しながら進めると安心です。
建築会社には、全国展開しているハウスメーカーや地域に根差した工務店などさまざまな種類があります。それぞれ得意とするデザインや工法、価格帯は異なるため、モデルハウスや完成見学会などを活用し、複数の会社を比較検討しましょう。
建築会社を数社にまで絞れたら、希望する間取りを伝えてプランの作成と概算見積もりを依頼します。金額だけでなく、提案内容や担当者との相性、施工実績、アフターサポートなども比較しながら、最終的に依頼する1社を選びましょう。
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③打ち合わせ・ローン申請・契約
土地と建築会社が決まったら、本格的な打ち合わせが始まります。間取りや内装・外装、設備機器、エクステリア(外構)など、住まいの細かな仕様を一つずつ決めていきましょう。この段階では、建物のプラン作成と併せて敷地調査・地盤調査を行うのが一般的です。地盤の状態によっては地盤改良工事が必要となり、追加費用が発生する場合があります。
打ち合わせと並行して、住宅ローンの手続きも進めます。利用する金融機関を選び、まずは仮審査を申し込み、借入可能額の目安を把握しましょう。建築費のみを住宅ローンで支払う、土地代・建築費をまとめて住宅ローンで支払う、土地先行融資を利用して土地代を先に支払うなど、ローンの組み方はさまざまです。
また、住宅ローンの融資が実行される前に、着工金や中間金の支払いが必要になることもあります。その場合は、一時的に資金を借り入れる「つなぎ融資」を利用するのも一手です。どのタイミングでいくら支払うのかを事前に確認し、無理なく支払えるかシミュレーションしておきましょう。
間取りや仕様などが固まったら、最終見積もりを確認します。内容と金額に問題がなければ、建築会社と工事請負契約を締結します。その後、契約書や見積もり書などをもとに、住宅ローンの本審査へ進む流れが一般的です。
④施工
建築会社と工事請負契約を交わし、建築申請確認許可が下りたら、いよいよ建築工事が始まります。工事中は騒音や工事車両の出入りなどで近隣の方に迷惑をかける恐れがあるため、引越し後の付き合いも考え、着工前に挨拶しておくと安心です。挨拶の範囲やタイミングは、建築会社に相談して決めるとよいでしょう。
また、着工前には地鎮祭、建物の骨組みが完成する頃には上棟式を行うことがあります。地域の慣習などを踏まえ、建築会社と相談して実施するかを決めましょう。
工事が始まったら建築会社に任せきりにするのではなく、可能な範囲で現場に足を運び、進行状況を確認することも大切です。気になる点や疑問があれば、早めに担当者へ確認しましょう。
工事は原則事前に決定したスケジュールに沿って進みますが、天候や資材の納期などによって工期が延びる場合もあります。特に積雪の多い地域では、気温や天候の問題で工事の進み方に影響が出ることもあるため、余裕を持ったスケジュールを立てておきましょう。
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⑤引き渡し・各種手続き
家が完成したら検査機関による完了検査を受け、建築基準法および関係法令に適合していると認められれば検査済証が交付されます。その後、施主立会いのもとで図面どおりに仕上がっているか、設備に不具合がないかなどをチェックし、問題がなければ引き渡しを受けて完了です。
また、引き渡しの時期に合わせて水道・ガス・電気の利用開始手続きや、住所変更、引越しの準備などを進めます。必要な手続きを終えて引越しを済ませれば、新居での生活が始まります。
注文住宅を建てる費用相場は?

国土交通省住宅局の「令和6年度住宅市場動向調査報告書」によると、注文住宅の住宅建築資金(土地購入資金を除く)は全国平均で4,695万円です。
ただし上記はあくまでも平均値にすぎず、実際にかかる費用は建物の延床面積や設備のグレード、外構工事の内容、地盤改良の有無、土地の価格などによって変動します。そのため、平均額だけを基準にするのではなく、自己資金や今後の収入・支出、毎月の返済可能額を踏まえて無理のない資金計画を立てることが大切です。
注文住宅の建築にかかる費用は、大きく以下の4つに分けられます。
| 本体工事費 | 建物本体を建てるための費用。建築費の7~8割を占める |
|---|---|
| 付帯工事費 | 建物本体以外にかかる工事費用。 外構工事や地盤改良工事、給排水工事などが該当する。 土地の状態や希望する仕様によって金額は大きく異なる |
| 諸費用 | 工事以外にかかる費用。 設計料や登記費用、住宅ローン関連費用、火災保険料・地震保険料などが含まれる (設計料は建築会社によって本体工事費に含まれる場合がある) |
| 土地購入 費用 |
土地の購入に必要な費用。地域や立地条件によって金額は変わる。 土地代のほか、仲介手数料や印紙税、登記費用などがかかる |
住宅建築の資金計画については、以下の記事で詳しく解説しています。併せてご覧ください。
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注文住宅を建てる際のポイント
ここからは、注文住宅の建築で失敗・後悔しないために意識したいポイントを3つ解説します。
- ● スケジュールは余裕を持つこと
- ● 優先順位は明確にすること
- ● 無理のない資金計画を立てる
スケジュールは余裕を持つこと
注文住宅を建てる際は、入居したい時期から逆算し、余裕を持ったスケジュールを立てることが大切です。
前述のように、注文住宅が完成するまでには情報収集から土地探し、建築会社との打ち合わせなどさまざまな工程を経る必要があり、ケースによっては2年以上かかることもあります。
特に土地探しは、時間がかかりやすい工程です。希望条件に合う土地が見つかるかはタイミングに左右される面もあるため、早めに情報収集を始めることが大切です。土地を探す際は希望条件に優先順位を付け、譲れない条件と妥協できる条件を整理しておくと、スムーズに決断できるようになります。
優先順位は明確にすること
注文住宅は、間取りや内装、外観など細かな部分まで希望を反映できる点が魅力です。しかし、すべてにこだわろうとすると打ち合わせが長引いてしまいかねません。また、設備や建材のグレードを上げると、建築費用も膨らみやすくなります。
そのため、家づくりを始める段階で、予算やこだわり、ライフスタイルを踏まえて優先順位を決めておくことが大切です。優先順位が明確になっていれば予算内でどこに費用をかけるべきか判断でき、建築会社との打ち合わせもスムーズに進めやすくなるでしょう。
無理のない資金計画を立てる
注文住宅では、建築会社と打ち合わせを重ねるうちに希望が増え、当初の想定より費用が膨らむケースがあります。予算に余裕がないまま計画を進めると、採用したかった設備を諦めざるを得なくなったり、設備や建材のグレードを下げたりしなければならない事態に陥りかねません。そのため、最初から予算の上限いっぱいで計画するのではなく、追加費用が発生する可能性も踏まえて、ある程度余裕を持った資金計画を立てることが大切です。
ただし、予算が足りないからといって、安易に住宅ローンの借入額を増やすのはおすすめできません。住宅ローンの借入可能額は年収などをもとに算出されますが、借りられる金額と無理なく返済できる金額は異なるためです。
注文住宅の建築費用は高額になりやすく、住宅ローンの返済は長期間にわたります。将来の教育費や老後資金なども見据えながら、毎月の返済に無理がないか慎重に検討しましょう。
注文住宅の流れに関するよくある質問

最後に、注文住宅を建てる流れに関するよくある質問と回答をご紹介します。
Q.注文住宅では住宅ローンはいつ申し込みますか?
住宅ローンは、土地や建築会社の候補がある程度絞れたタイミングで「仮審査(事前審査)」を、建築会社と工事請負契約を締結したあとに「本審査」を申し込む流れが一般的です。
注文住宅は建売住宅と違い、土地代・着工金・中間金・完成時の残金など支払いのタイミングが複数回に分かれます。また、住宅ローンの融資は原則として建物の完成後に実行されるため、着工金や中間金の支払いに自己資金だけで対応できない場合は、「つなぎ融資」を利用して一時的に資金を借り入れる必要性が生じることもあります。資金不足や支払い遅れを防ぐためにも、早い段階で金融機関や建築会社に相談し、どのタイミングで何を行うのか、いくら支払う必要があるのかを確認しておきましょう。
Q.注文住宅では打ち合わせは何回くらい必要ですか?
注文住宅を建築する際の打ち合わせ回数の目安は、10回~20回程度です。
なお、ディテールホームは「完全自由設計」のため、お客さまが納得いくまで相談できるよう、打ち合わせの時間を大切にしています。設計担当やインテリアコーディネーターと一緒に、内装や造作家具の仕様、3Dパースを用いた完成イメージなどを確認しながら、細部まで丁寧にプランを検討できます。
Q.注文住宅は土地がなくても建てられますか?
土地を持っていない方でも、注文住宅を建てることは可能です。実際に、土地探しから家づくりを始める方も多くいます。
土地がない場合は、不動産会社や建築会社に相談しながら、希望条件に合う土地を探していきます。土地によって建てられる家の間取りは大きく変わるため、土地探しと建築会社選びは並行して進めるのがおすすめです。建築会社に相談しながら土地を探すと、「希望する間取りが実現できるか」「予算内で土地の購入と注文住宅の建築ができるか」などを確認しながら検討できます。
ディテールホームでは、専門スタッフが土地探しから家づくりまでサポートしています。土地探しが難航している方、土地と建物をセットで検討したい方はお気軽にご相談ください。
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計画的に進めて理想の注文住宅を手に入れよう
注文住宅づくりは、情報収集や予算決めから始まり、土地探し、建築会社選び、住宅ローンの申請、間取りや仕様の決定、工事、引き渡しへと進んでいきます。決める事項が多いからこそ、全体の流れを早めに把握し、余裕を持って計画的に進めていくことが大切です。
理想の注文住宅を建てるうえでは、建築会社選びも重要なポイントです。地域での建築実績が豊富か、土地探しや資金計画も相談できるか、希望や予算に合った提案をしてもらえるかなどを確認しながら、自分たちに合った建築会社を選びましょう。
特に土地探しから始める場合は、地域の気候や土地事情に詳しい地域密着型の建築会社に相談するのがおすすめです。
「新潟のくらしをデザインする」住宅ブランドであるディテールホームは、お客さま一人ひとりの暮らしや価値観に寄り添った家づくりを大切にしています。
安易に既製品を組み合わせるのではなく、造作家具や素材選び、空間のつながりまで丁寧に設計し、そのご家族らしい暮らしを形にしています。奇抜なデザインで個性を主張するつもりはないけれど、「普通の家」では物足りない。そんな想いを持つ方に選ばれている住宅ブランドです。
土地探しや資金計画のご相談から設計・施工まで、家づくりをトータルでサポートしています。
注文住宅づくりで迷っている方、新潟の気候や暮らしに合った家を建てたい方は、ぜひディテールホームにご相談ください。



