注文住宅ガイド

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更新日:2026.06.22

【注文住宅】吹き抜けの魅力とは?おしゃれで機能的な施工事例もご紹介

吹き抜けのある間取りは住まいに開放感や明るさをもたらし、おしゃれな空間を演出できる点が魅力です。一方で、吹き抜けを取り入れると上階の床面積が少なくなり、部屋数や収納スペースを確保しにくくなる場合があります。そのため、住まいに吹き抜けを設ける際にはデザイン性だけでなく、暮らしやすさも踏まえたうえで計画することが大切です。

本記事では、吹き抜けの魅力やメリット・デメリット、実際の施工事例をご紹介します。吹き抜けのある住まいを実現するために、事前に確認しておきたいポイントもまとめました。

 

吹き抜けのある家の魅力とは

吹き抜けとは、建物の上下階を隔てる天井や床を設けず、縦方向に空間をつなげる設計手法です。注文住宅では、リビングや玄関などに吹き抜けを取り入れるケースが多く見られます。

吹き抜けの大きな魅力は、デザイン性の高いおしゃれな住まいを実現しやすいことです。例えば、吹き抜けのあるリビングにデザイン性の高い階段を設けて空間のアクセントにしたり、高い天井を活かしてペンダントライトやシーリングファンを取り入れたりすることで、印象的な室内空間に仕上げられます。

 

注文住宅で吹き抜けを作るメリット

吹き抜けはデザイン性だけでなく、ゆとりある空間や採光を確保できる、家族間のコミュニケーションが取りやすくなるなど、暮らしやすさにもつながる設計です。ここでは、注文住宅で吹き抜けを取り入れるメリットをご紹介します。

 

広く見せられる

吹き抜けを作る大きなメリットは、住まいに開放感を生み出せることです。天井の高さを確保すると、視線が上へと広がるため、実際の床面積よりゆとりのある空間に感じられます。

敷地条件の都合などでリビングに十分な広さを確保しにくい場合でも、吹き抜けを取り入れると圧迫感を軽減でき、明るく広々とした印象の空間に仕上げられるでしょう。

 

自然光を採り入れやすい

室内に自然光を採り入れやすくなる点も、吹き抜けを採用するメリットです。吹き抜けの高い位置に窓を設けることで上部から自然光を採り込め、1階のリビングや玄関まわりなどを明るくできます。

特に隣家との距離が近く、1階部分に日が入りにくい住宅密集地において、吹き抜けは採光を確保する手段の一つとして有効です。窓の位置や大きさを工夫すれば、日中は照明に頼りすぎず、明るく心地良い空間を実現しやすくなるでしょう。

新潟は全国的に見ても日照時間が短く、冬は厚い雲に覆われる日が続きます。そのため、住まいづくりでは採光計画が特に重要です。吹き抜けを活用して高い位置から光を取り込むことで、限られた光を室内の奥まで届けやすくなり、冬でも明るさを感じるLDKづくりを目指せます。

 

家族との距離が近くなる

吹き抜けを作ると1階と2階の空間がつながるため、家のなかにいる家族の気配を感じやすくなります。1階のリビングにいながら2階にいる子どもに呼びかけるなど、家族が別の階にいてもコミュニケーションを取りやすくなる点は、吹き抜けならではのメリットです。

特に、吹き抜けとリビング階段を組み合わせれば、家族が自然とリビングを行き来する間取りとなります。家族の帰宅や外出にも気が付きやすく、日常的な会話や声かけのきっかけが自然と生まれるでしょう。

 

空気が循環しやすい

吹き抜けを取り入れて高い位置に開閉できる窓を設置すると、自然換気を促しやすくなることもメリットです。太陽光などで暖められた空気は軽く、自然に上昇する性質があるため、1階の窓から取り込んだ空気が吹き抜け上部の窓から抜ける流れを作りやすくなります。

また、風の通り道を意識して窓を配置すれば、室内の空気を効率良く入れ替えやすくなります。適切に換気できれば湿気がこもりにくくなり、カビの発生を抑える効果も期待できるでしょう。

 

吹き抜けのある間取りのデメリット・注意点

吹き抜けには開放感や自然光・風通しを確保できるなどのメリットがある一方で、暮らしにくさにつながるデメリットもあります。吹き抜けを取り入れて後悔しないためにも、事前にデメリットや注意点を把握しておきましょう。

 

居住スペースが少なくなる

吹き抜けは下階の天井と上階の床を設けず、上下の空間を一つにつなげた設計です。そのため、吹き抜けを設けると上階の床面積が減り、部屋や収納に使えるスペースが少なくなります。

特に、リビングに大きな吹き抜けを取り入れたい場合には注意が必要です。将来家族が増える可能性も想定し、必要な部屋数や収納量などを確保できるか慎重に検討しましょう。

 

音やにおいが気になりやすい

吹き抜けは縦方向に空間がつながっているため、生活音やにおいが上階まで伝わりやすくなります。「2階にいても1階のテレビの音や話し声が聞こえる」「料理のにおいが2階にまで広がる」など、ストレスを感じることもあるでしょう。

特に音は、睡眠の質や仕事、勉強のしやすさに影響することがあります。生活リズムが異なる家族がいる場合、受験勉強やテレワークをする家族がいる場合は、吹き抜けの位置や部屋の配置、防音対策などを事前に検討しておくと安心です。

 

空調が効きにくくなる

吹き抜けを設けると縦方向に空間が広がるため、家の断熱性や気密性、窓の大きさや位置などによっては冷暖房の効きにくさを感じることがあります。エアコンを使用しても快適な室温になるまでに時間がかかることがあり、光熱費も高くなりかねません。

吹き抜けのある家で冷暖房効率を上げるには、断熱性・気密性を高めたうえで、空調計画を工夫することが大切です。例えば、吹き抜け部分にシーリングファンを設置して空気を循環させたり、エアコンの設置位置を工夫したりすると、快適な室温を実現しやすくなります。

 

メンテナンスが大変

吹き抜け部分は高さがあり、照明器具や窓、シーリングファンなどの掃除がしにくい点にも注意が必要です。脚立や柄の長い掃除道具などを用いても掃除が難しいときには、専門業者に依頼する必要があります。

また、高い位置に設置した照明器具は電球の交換にも手間がかかります。業者に交換を依頼する場合は作業費や日程調整が必要になる点にも注意しましょう。高所に設置した照明器具の掃除や電球交換の負担を軽減したい場合は、電動昇降式タイプを採用するのは選択肢の一つです。

 

安全対策が必須

吹き抜けを採用する際は、上階からの転落を防ぐ対策が欠かせません。

特に小さな子どもやペットのいる家庭では、手すりや柵の高さ、形状などを慎重に検討する必要があります。子どもやペットが吹き抜けから落ちないよう、落下防止ネットを張ったり、手すりや柵の幅を狭くしたりといった対策を講じましょう。

 

吹き抜けで実現できる理想の住まい

ここからは、ディテールホームが手がけた吹き抜けのある注文住宅の事例をご紹介します。

 

お酒と料理を楽しむ、開放的な吹き抜けリビングの家|燕市|M様邸

吹き抜けから差し込む自然光と間接照明が重なり、開放感と落ち着きを両立した住まいです。ダークグレーのアクセントウォールが空間全体を引き締め、シンプルモダンな上質なリビングを演出しています。

リビング階段にはスチール手すりを採用し、軽やかで洗練された印象に仕上げています。吹き抜けと階段を介して上下階につながりが生まれ、別のフロアにいても家族の存在を感じられる点も特徴です。

また、ダイニング横にはウイスキーボトルを飾れるディスプレイ棚を配置。間接照明によってバーのような特別感を演出し、お酒や料理を楽しむ時間をより豊かにしてくれる設計となっています。

お酒と料理を愉しむ、開放的な吹き抜けリビングの家|燕市|M様邸|建築実例|新潟の注文住宅・デザイン住宅・新築の住まい|ディテールホーム

 

高台に建つプライベートテラスのある家|新潟市西区|S様邸

リビング上部に大きな吹き抜けを採用した、開放感あふれる住まいです。2階の窓から自然光がたっぷりと降り注ぎ、リビング全体に明るさとゆとりをもたらしています。

ダイニングとフラットにつながるプライベートテラスも特徴です。白い壁が光を反射し、キッチンやダイニングを明るく見せてくれます。

階段上部のペンダントライトや、リビングのテレビ背面に採用したイタリア製スレートタイルも印象的です。シンプルな空間に上質なアクセントを加え、開放感のなかにも落ち着きのあるLDKに仕上がっています。

高台に建つプライベートテラスのある家|新潟市西区|S様邸|建築実例|新潟の注文住宅・デザイン住宅・新築の住まい|ディテールホーム

 

吹き抜けを中心に開放感のある住まい|長岡市|S様邸

家の中心となるダイニングキッチンに吹き抜けを設けた住まいです。吹き抜けにはランダムに配置したペンダントライトを採用し、印象的な空間を演出しています。

2階の床にはルーバーを取り入れており、隙間からやわらかな光がダイニングに降り注ぎます。明るさと開放感を確保しながら、家の中心に心地良い居場所を作っている点が特徴です。

また、1階と2階をつなぐリビング階段には、空間を広く見せやすいスケルトン階段を採用。鉄骨階段のシャープな印象と木の素材感が調和し、明るく温かみのある住まいとなっています。

吹抜けを中心に開放感のある住まい|長岡市|S様邸|建築実例|新潟の注文住宅・デザイン住宅・新築の住まい|ディテールホーム

 

吹き抜けの開放感と、おこもり和室を楽しむ住まい|新潟市西区|O様邸

約8畳の大きな吹き抜けを設けた、開放感あふれるリビングが印象的な住まいです。吹き抜けと大きな開口部によって内と外がゆるやかにつながり、明るく心地良い空間に仕上がっています。

リビングとダイニングの間に設けた階段は、1階と2階をゆるやかにつなぐだけでなく、空間にリズムと奥行きを与えるアクセントにもなっています。2階ホールの手すりから視線が抜けることで、家全体に広がりを感じられる点も魅力です。

また、リビング横には小上がりの畳スペースを配置。下がり壁によってほどよい「おこもり感」を生み出し、子どもの遊び場や来客時のスペースとしても活用しやすい落ち着いた空間になっています。

吹き抜けの開放感と、おこもり和室を楽しむ住まい|新潟市西区|O様邸|建築実例|新潟の注文住宅・デザイン住宅・新築の住まい|ディテールホーム

 

吹き抜けを採用する前に確認したい3つのポイント

吹き抜けは住まいに開放感をもたらしてくれますが、ライフスタイルに合っていないと、住み始めてから後悔する可能性もあります。後悔を未然に防ぐためにも、ここでご紹介する3つのポイントを踏まえ、吹き抜けが自分たちの暮らしに合っているかを確認しておきましょう。

 

①吹き抜けを作る目的

吹き抜けを作る際は、まず目的を明確にしておきましょう。例えば、室内に自然光を採り入れたいのか、開放感のあるリビングにしたいのか、家族とのコミュニケーションを取りやすくしたいのかなどによって、適した位置や大きさ、窓の配置は変わります。

吹き抜けを取り入れる目的が明確でないと、開放感や採光性などの魅力を十分に引き出せないことがあります。場合によっては、空調効率や音の響き、居住スペースの減少といったデメリットのほうが気になり、暮らしにくさを感じることもあるでしょう。

 

②プライバシーの許容度

吹き抜けは上下階の空間がつながるため、家族の気配を感じやすい一方で、視線や生活音が気になる場合があります。そのため、どの程度まで許容できるのかを事前に考えておくことも重要です。

人によっては、音が聞こえると落ち着かない、眠れないといったストレスにつながることがあるでしょう。静かな空間を求めるのであれば、吹き抜けを再考する必要があるかもしれません。現在の暮らし方だけでなく、子どもの成長やテレワークの有無など、将来のライフスタイルも想定して判断することが大切です。

 

③確保できる居住スペース

吹き抜けを作ると上階の床面積が減り、部屋や収納として利用できるスペースが少なくなります。そのため、吹き抜けを優先することで、必要な部屋数や収納量を確保できなくなっていないかを事前に確認しておきましょう。

特に子どもの誕生や成長、親との同居、テレワークの増加などによって、必要な部屋数や収納量は変わる可能性があります。将来のライフプランも踏まえたうえで、吹き抜けを採用するか、大きさや配置はどうするかを検討することがポイントです。

 

吹き抜けでおしゃれで快適な住まいを

吹き抜けは住まいに開放感や明るさをもたらし、おしゃれな空間を演出できる設計です。家族の気配を感じやすくなり、自然とコミュニケーションを取りやすくなる点も魅力です。

一方で、上階の居住スペースが少なくなる、音やにおいが伝わりやすくなるなど、吹き抜けならではの注意点もあります。そのため、吹き抜けを採用する際はデザイン性だけでなく、暮らしやすさや将来のライフスタイルも踏まえて検討することが大切です。

ディテールホームは、高いデザイン力と技術力を強みに、新潟県で年間約300棟の住まいを手がける地域密着型の工務店です。吹き抜けや中庭、大開口などを効果的に取り入れ、自然光を室内に導きながらプライバシーも確保する「明るく開放的な暮らし」を得意としています。新潟の気候や敷地条件を読み解きながら、光の取り込み方や空気の流れまで考慮した設計により、デザイン性と快適性を両立した住まいをご提案しています。

吹き抜けのある家を検討している方はもちろん、「明るいリビングにしたい」「開放感のある暮らしを叶えたい」とお考えの方は、ぜひディテールホームへご相談ください。土地探しから設計・施工まで、理想の住まいづくりをサポートいたします。

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この記事の監修者坂井

坂井

ディテールホーム/坂井建設株式会社
代表取締役社長

一級建築士

出身地 / 長岡市
趣味・特技 / ラグビー・旅行
得意分野 / 家事ラク・回遊動線

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