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2023.10.19  / 牛木

【老後・介護】年齢を重ねても快適に過ごせる家づくりのために考えたいこと

こんにちは。

新潟で注文住宅・デザイン住宅を新築している「ディテールホーム」長岡支店の牛木です。

最近、お客様と打合せをさせていただく中で、将来的にお父様・お母様と一緒に住めるような間取にされる方や、ご夫婦の寝室を年齢を重ねても使いやすいように1階にされる方が増えているなぁ…と感じています。

私自身も、祖父母や親の介護を通して、家のあり方について考えさせられる部分も多くありました。

今回は、私が感じている「これがあればいいのに」・「これちょっと困ってます」をご紹介させていただき、少しでも皆さんの家づくりのお役に立てれば良いなと思います。

 

介護でこれが家にあればいいのに、あってよかったと思ったもの

まずは、「これがあればいいのに(あってよかった)」と感じたお話です。

 

●コードに足が引っかからない「床コンセント」

介護用のベッドには電動タイプと手動タイプがあり、レンタルが可能です。

(お住いの地域にもよるかと思います)

我が家も電動タイプをレンタルしていますが、そこで欲しかったなと思ったのが「床コンセント」です。

サポートができるようにベッドを壁から離して設置しているのですが、ベッドのコンセントが壁にしかさせないので、コードに足が引っかかり危ないタイミングが何度かありました。

(2週に1回くらい誰かしら引っかかっているので、何とか改善したいです…。おすすめ方法があれば教えてください。)

 

●介護部屋の「換気扇」

介護対象者の部屋にあって、よかったなと思ったのは換気扇です。

なかなか、普段過ごす部屋に換気扇をつける方は少ないと思うのですが、介護を想定している部屋であれば、個人的にはオススメしたいポイントです。

我が家は、対象部屋にポータブルトイレを設置しているので、なおさらなのですが、介護部屋って空調管理などで締めきっていることも多いので、匂いが気になることも多いです。

また、新築住宅では必要換気量というものが決まっており、1時間で居室の半分以上の空気が入れ替わるよう換気の設備が義務付けられています。

基本的にはトイレや、脱衣室の換気扇が24時間まわっていて、そこに引っ張られるように部屋の空気がうごいていく「第3種換気システム」が主流かと思いますが、このシステムは部屋のドアを閉めていても空気がうごくような仕組みなんです。

ということはなのですが、部屋の匂いも一緒にすこしずつ共有スペースに出てきてしまうんですよね。

家の匂いと一緒で、家族はあんまり気づかないんですが服に匂いがついてしまったり、お客様が来た時に気になったりと、結構気になるポイントなので換気扇の設置はオススメです。

 

●トイレの「壁下地」は必須!これ絶対!

介護が始まった際に、最初にほしいと思ったのが壁下地でした。

段差用のスロープや、手摺の取付など行政から補助を受けられたので「やったー!!」と思っていたのですが、いざお願いしようとすると手摺を取り付けたくても壁に下地が入ってなくて、「できないじゃん!」という事態になりました。

特に欲しかったなと思うのが、トイレです。

便器にたどり着くまでに必要な手摺、便器から立ち上がる際に必要な手摺、何カ所か必要なのに、全然まともにつけられませんでした。

何とか取りつけてはもらいましたが、強度的に心配で1人の時に立ち上がれなくなると怖いので我が家では前述のポータブルトイレと併用で生活しています。

トイレの壁下地は必須でおすすめしたいです。

 

介護するうえでこの家でちょっと困ってますということ

次に「これちょっと困ってます」のお話です。

●車いすに苦労する「長い廊下」

我が家の間取りは、どこの部屋に行くにも廊下を通らないといけないのですが、これが意外とネックになりました。

まず、車いすが通るために必要な廊下の幅っていくつか知っていますか?

一般的には75cm以上あれば通れるといわれています。

ただ、住宅の廊下幅は大体78cm…一応クリアはしていますが本当にギリギリです。

また車いすが回転するためには1m20cm以上は必要なので、廊下は通れてもいざ部屋に入るとなると、なかなか難しいのです。

我が家は幸い、昔の家だったので廊下幅も少し広めに確保してあり、部屋の入り口も障子の4枚建具なので、あけてしまえば何とかなりましたが。

それでもめんどくさいので、車いすを想定されるのであれば、介護対象者の部屋にはなるべく廊下を通らずに行ける間取りがおすすめです。

 

●手摺がつけられない「壁」

先ほども記載したのですが、我が家はどの部屋に行くにも廊下を通らないといけません。

そして、廊下の両側に部屋の入口が面しているので、壁がとぎれとぎれになってしまい、ここでもまた、手摺をつけたいのにつけられない問題が発生しました。

廊下の片側が全部壁だったら…、ここに下地が入っていれば…、

いろいろ解決するのになぁ…と日々感じて生活しています。笑

 

体験談みたいになってしまいましたが、年齢を重ねたときにも快適に過ごせる家づくりのお手伝いができれば幸いです。

それではまた次回。

 

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