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2019.08.08  / 古川

ディテールホームはICT工務店へ – 生産性向上に向けて –

こんにちは。古川です。

入社してからは約3年が経過しようとしていますが、日々楽しくお仕事させていただいております。

私の主な仕事はマーケティングですが、自社の生産性向上というミッションも担っています。
業務課題を解決するためのツール導入&運用の仕組みづくりを行っています。

今回は「生産性」を切り口に、現状の建設業界と今後のディテールホーム/坂井建設について投稿させていただきます。

 


人手不足と建設業界

まずはこちらのグラフをご覧ください。

建設業の就業者数を表したグラフです。


※「国土交通省資料」から転載。

昨今は各業界で人手不足が叫ばれておりますが、建設業界でも同じ状況です。

建設業の場合、高齢化の問題だけでなく、若者離れにより従事する人数が減ってきているという点がさらに深刻となっています。

これはゼネコンと言われる大手企業だけではなく、我々のような住宅を基盤とする地方の工務店も同じ問題を抱えています。

そんな状況で我々も目を瞑っているわけにもいかないので、採用に力を入れておりますが応募者が集まりにくいというのが現状です。

給料が高ければ応募する人が増える。ということもあると思いますが、若者からの建設業に対するマイナスイメージが大きな要因になっているのではないかと考え調査してみました。

 


建設業に対するマイナスイメージとは?

こちらのグラフは学生を対象に建設業のイメージを調査した結果です。


※「新潟県建設業協会資料」から転載。

てっきりマイナスイメージの方が多いと思いきや、、、

・人の暮らしのために必要
・一生懸命働いている
・クリエイティブ
・地域貢献

などなど、、、建設業は良いイメージの方が多いではないか。

と思いきや、

次のグラフは実際に建設業に就きたいと思ったことがあるかというアンケート結果です。


※「新潟県建設業協会資料」から転載。

なんと建設業を希望する学生は1割です。

では「何故、建設業に就きたいと思わないのか」という結果がこちら。


※「新潟県建設業協会資料」から転載。

「自分に関係ない」「体力が必要」という回答が圧倒的に多いです。
次いで「3K(きつい・汚い・危険)」「女性がいなさそう」という結果となりました。

まとめると

・建設業に対するマイナスイメージはない。(むしろ良いイメージを持っている)

・就きたくない理由が大きな判断材料になっているため、応募者が増えづらい。

ということになると思います。

「自分に関係ない」「体力が必要」という観点は建設業=現場作業という捉え方が多いためだと思われます。特に文系の学生にとってはそう思われてしまうのも仕方がないと思います。

文系学生でも施工管理・事務・営業という仕事ができるということをもっと広くアピールしていく必要があると考えます。

ちなみに弊社の女性社員の割合は当ブログ投稿時点で約25%(19名/77名)です。
4人に一人が女性という割合です。

 


3Kの改善に向けた弊社の取り組み

ここでは建設業に就きたいと思わない理由「3K」について、弊社がどのような取り組みを行っているかご紹介したいと思います。

3Kは「きつい・汚い・危険」です。

まず「危険」という観点から。

建設現場では時に高所での作業を行うこともあるので、決して危険が無いということは言い切れません。

細心の注意を払い安全管理を行っていく必要があります。

弊社では「安全パトロール」と題して定期的に複数人で現場を見て周り、危険な環境で作業をしていないかチェックする仕組みを設けています。

少しでも危険を減らせるよう、こうした取り組みが大事だと考えています。

安全な現場環境が人の命を守るということだけでなく、安全な環境だからこそお施主様に安心して弊社に任せていただけると考えているためです。

次に「汚い」という観点。

前述の「安全パトロール」では現場の綺麗さも重視してチェックしております。

大切な仕事道具をしかるべき場所に置いておくことで、作業効率もアップするためです。

社内の職場でも同じ観点で取り組んでおり、基本、帰宅時には各自が机の上に物を置かずに全ての道具を棚などに閉まってから帰宅するようにしています。

また備品など普段からよく使うものは、壁に掛けておくことですぐに取り出せるようにしていたりします。

業務の生産性向上のための「整理・整頓」に取り組んでいます。

最後に「きつい」という観点。

「建物を建てる」という仕事は、弊社のような「請負会社」・現場で作業いただく「取引先様」・そして「お客様」との連携を密に図っていく必要があります。

さらに弊社の中でも「営業」「設計」「インテリアコーディネーター」「施工管理」「積算」といった、それぞれの役割が与えられた関係者によって連携して動いていく必要があります。

建設業の「きつさ」はこの複数構造からなる関係者間の調整業務が要にあるからだと思っています。

 


「きつさ」を改善し、生産性を向上するために

建設業界はFAX・電話・紙で管理する状態が長らく続いている業界です。

調整すべき関係者が多い中でこれまでの手法のままでは生産性をあげるどころか、ミスが増える一方です。

そんな中で昨今は様々な建設テックのプレイヤーが生まれてきております。

弊社もこの波に乗り、様々なICTサービスを導入し生産性向上に日々取り組んでいます。

※ICTとは「Information and Communication Technology(情報通信技術)」の略で、通信技術を活用したコミュニケーションを指します。

もはやICTを活用して生産性を上げることは工務店経営として必須事項になってきていると思います。

弊社はその中でも活用に成功した会社として自負しており、弊社の取り組みを取材いただけるほどになりました。
https://builders-tech.com/2019/07/12/sakaikensetsu/

この中でも触れておりますが、新しい仕組みを導入・運用するのはとても大変な仕事です。

しかし粘り強く続けていくことで生産性向上のみならず、多くのお客様にご支持いただき、弊社は順調に成長させていただいております。

今後も「お客様」を中心に「会社」としての改善を継続して参りたいと思います。

 


最後に:弊社の新卒採用・中途採用にご興味のある方へ

2020年度の新卒採用は終了してしまいましたが、2021年度採用に向けた動きもこれから進めていく予定です。

また中途採用も随時募集しております。

ご興味ございましたら、弊社の採用情報ページを是非ご覧ください。

https://sakaikensetsu.jp/recruit/

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