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2019.03.04  / 古川

北海道仕様の暖かさを体験して思うこと

こんにちは。古川です。

普段は社内で仕事をしている事が多い私ですが、稀に外部の工務店様へお邪魔させていただき、技術・文化などに触れさせていただく機会があります。

外からの知識を吸収し、新潟と我々のお客様に還元できればと考えているためです。

先日2/26(火)には北海道に伺わせていただき、「北海道仕様」の住宅を見学させていただく機会を頂戴しました。

札幌の夜景

 


まず伺わせていただいたのがこちらの平屋

個人的にはこの広めのウッドデッキが気に入りました!

床面積:24.49坪/土地面積:69.78坪

他の工務店様と一緒に見学させていただいたので、中は少し混雑しておりますが。。。

率直に暖かい!いや暑いくらい!
北海道の方は家の中では半袖で過ごすのが一般的らしいので、かなり暖かくするようです。

こちらの住宅の暖かを支えている構造がこちら。

床下パイピング式低温水床暖房
 断熱:内断熱/高性能GW@90mm[24kg相当]/外側付加装置断熱/抽出法FP版@30mm[B1種]

暖房だけでなく、断熱性能にも力を入れていることが分かります。

当日はエアコンは付いていませんでしたが、寒い北海道の冬でも床暖だけで暖かさを感じることができました。

暖房・断熱のための設備はやや高価なものになっておりますが、その他の住宅設備のグレードを抑えることによって建設費を抑える工夫も垣間見れました。

何を重視するかはお施主様それぞれによって異なりますが、暖かさを重視した造りを体験することができました。
 


次に2階建ての住宅を見学

床面積:19.50坪/土地面積:69.96坪

こちらでは床暖と換気によって暖房性能を高めており、お部屋内の上下でどのくらい温度が異なるのか確認することができるようになっておりました。

通常、暖かい空気というのは上に向かっていきますので、顔が暖かく足元が寒く感じてしまうものですが。

こちらの住宅の場合、

キッチンカウンター上だと・・・

・温度:21.3度
・湿度:52%

床だと・・・

・温度:22.0度
・湿度:51%

足元の床の方が暖かい結果に!

こちらの住宅の場合、床下に吹き出し口を設け、床下で暖められた空気を各お部屋に送風する機能が付いています。

それによって空気の掃き出し口はやや高めになっていることが分かります。

・温度:24.0度
・湿度:51%

よって1階の床暖房で暖められた空気が効率よく、2階のお部屋にも届けられるというわけです。

さらに(写真は分かりづらいですが)エアコンを吹抜け階段の共用部に持ってくることで、1階と2階の空気を循環させる役目も果たしていました。

吹き抜けとなる階段部分にエアコンが取り付けられている


換気が肝

今回の平屋も2階建ても1種喚起システムというものを導入しており、給気・排気とも機械換気で強制的に行う換気方法を採用しています。

1種喚起システムは導入コストがあがってしまう傾向にありますが、快適で省エネを実現しやすい技術として注目されています。

以前は面倒だった換気設備のメンテナンスについても容易になってきているようです。

家の中と外の空気をどのように循環させるか。これによって家の性能・快適さは大きく異なると実感するこができました。
 


北海道仕様から新潟仕様へ

今回の見学を経て感じたことは、北海道には北海道仕様を。新潟には新潟仕様を。ということです。

北海道仕様の技術は素晴らしいですし、技術の高さを感じました。
ただ、単にそれをマネしただけではだめで、その土地の風土・気候を踏まえた設計・開発を行う必要があると考えています。

北海道(札幌市)では年間を通して、気温は -12°Cから26°Cに変化しますが、30°Cを超えることは滅多にありません。

それに比べて新潟の夏は暑く、2018年8月には三条市で40℃を超える事態もありました。

弊社では壁厚150mmの付加断熱工法を採用し、北海道の省エネ基準を超える断熱性能を実現した「Dプレミアム」という仕様を設けております。

季節に合わせた快適性・省エネ性・耐震性に優れた住宅を提供させていただいており、新聞テレビから取材いただき、大変ご好評いただいております。

とは言え、技術は日進月歩ですので、今後も新潟にマッチした技術を吸収・開発していかなければならないと想い、今後の精進を誓う次第です。

また見学を終えた後には他県の工務店様と色々なお話をさせていただき、人口減少・職人減少にどう向き合うかなど、深いテーマで議論を交わさせていただきました。
建設業界・工務店の未来をどう作っていくのか、自社だけでなく他社も交えて真剣に考えていきたく思います。
 


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