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2020.10.06  / コラム

ビルトインガレージのメリット・デメリット|備えたい設備・法規制のポイントも解説

こんにちは。

新潟で注文住宅・デザイン住宅を新築している「ディテールホーム」です。

今回は「ビルトインガレージ」について、ご紹介させていただきます。

ビルトインガレージとは、車を格納するスペースを建物に組み込んだタイプのガレージのことです。

ビルトインガレージに憧れる人は多くいますが、実際便利なのでしょうか。

この記事では、新居にビルトインガレージの設置を検討中の人に向けて、メリットやデメリット、備えておきたい設備、法規制のポイントなどを解説します。

家づくりの参考にしてください。

 

 

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1.ビルトインガレージとは

ビルトインガレージとはどのようなものなのでしょうか。ここでは、特徴やビルトインガレージを作る理由について解説します。

 

ビルトインガレージの特徴

ビルトインガレージとは、駐車スペースを建物の内部に組み込んだタイプのガレージです。

シャッターやドアなどを設置することが特徴で、インナーガレージと呼ぶこともあります。

基本的には1階に駐車スペースを作り、車を格納しますが、敷地が道路よりも高いときには、地下室になることもあります。

 

ビルトインガレージを作る主な理由

車やバイクをカスタムするなど、大人の趣味を楽しむスペースとして作る人も多いです。

また、ビルトインガレージはクローズドタイプのため、愛車を風雨や盗難から守りたい場合にも向いています。

スペースの関係上、敷地内に駐車スペースが作れず、ビルトインガレージを設置するケースも多くみられます。

 

2.ビルトインガレージを作るメリット

ビルトインガレージを作るメリットは6つあります。

ここでは、それぞれのメリットを紹介します。

 

車を風雨から守れる

ビルトインガレージは、シャッターやドアがついています。

そのため、大切な車を風雨から守ることができます。

特に雪がよく降る地域や台風などが多い地域では、ビルトインガレージを作るメリットが大きいです。

駐車スペースとしてはカーポートがありますが、屋根と柱だけで構成されているため、風雨が吹き込むケースもあります。

 

車のメンテ・DIYなどのスペースにできる

駐車スペースとしてだけではなく、趣味のスペースとしても活用可能です。

例えば、車のメンテナンスやカスタマイズ、日曜大工などのDIYといった作業もしやすいでしょう。

 

家から車で出かけやすい

ビルトインガレージは外に出なくても車に乗り込めるため、天気を気にせずに出かけられます。

例えば、雨が降っていても乗り降りを気にしなくてよい、買い物の荷物を取り込みやすい、靴や服を濡らさずに移動ができる、といったメリットがあります。

 

敷地が狭くても駐車スペースを確保できる

土地が狭い場合、駐車場を設置するスペースが確保できないケースも多いでしょう。

ビルトインガレージは、住宅とは別に駐車場を作る必要がなく、狭い土地でも問題なく駐車スペースを確保できます。

また、ガレージは容積率の緩和を受けられるため、都心部などの土地が狭い地域でも広い家に住めます。

 

採光や通風に適した間取りにできる

ビルトインガレージは住宅の1階部分の多くが駐車スペースになります。

そのため、居住スペースは2階以上に設置することになるでしょう。

2階以上といった高い部分に居住スペースを置くことで、日が入りやすくなったり風通しがよくなったりと、快適な生活ができるようになります。

 

税金が安くなる場合がある

ビルトインガレージ付き住宅は、固定資産税が安くなります。

固定資産税は地域によって異なりますが、一般的な住宅よりもガレージ付きの住宅のほうが評価額は低くなるため、固定資産税は安くなるでしょう。

ただし、電動シャッターを導入した場合は、豪華な設備とみなされて課税対象になるケースもあります。

 

3.ビルトインガレージを作るデメリット

ビルトインガレージには多くのメリットがありますが、デメリットもあります。

ここでは、どのようなデメリットがあるのか、解説します。

 

1階のスペースが減る

ビルトインガレージは1階部分のスペースを大幅に取るため、1階の居住スペースが減ってしまうというデメリットがあります。

そのため、バスルームやキッチンなどを2階に設置しなければならないなど、生活に影響が出る可能性もあります。

また、土地条件によっては3階建てにしなければいけない場合もあるため、注意しましょう。

 

車の排気・臭気が気になることがある

住宅の内部に駐車スペースを設けることになるため、車の排気や臭気が居住スペースに流れて、気になってしまう場合もあります。

そのため、換気扇をつけるといった対策が必要です。

 

車の騒音が気になることがある

ビルトインガレージは住宅の一部に組み込まれているため、音が響きやすいという特徴があります。

帰宅が深夜になったときなどは、家族を起こしてしまうことも考えられます。

 

家の前が暗くなりやすい

ビルトインガレージは、家の前が暗くなりやすいです。

暗いままにしておくと、出かける際に転倒してケガをしたり事故になったりする可能性があるため注意が必要です。

ケガや事故防止として、照明を付けたほうがいいでしょう。

また、ガレージが死角になる場合には、防犯カメラなどの防犯対策が必要です。

 

建築費が高くなることがある

ビルトインガレージは、大きな開口部を作らなければいけないため、一般的な木造の家では耐久性に問題が出るケースもあります。

また、耐震性も確保しなければいけません。

頑丈に作りつつガレージを設置するとなると、建築費が増えて予算がオーバーするケースもあるため、あらかじめ確認しておきましょう。

 

4.シャッターの種類

ここでは、3種類のシャッターを紹介し、それぞれの特徴について解説します。

 

巻き上げ式シャッター

チェーンを使って、シャッターを巻き上げるタイプです。

ガレージの上に設置したボックス内にシャッターを収納される形になるため、設置場所を選ばないことがメリットです。

重いシャッターでも問題なく巻き上げられますが、音がうるさいことと巻き上げスピードが遅いことがデメリットです。

 

ベルト式シャッター

チェーンではなくベルトでシャッターを巻き上げるタイプです。

基本的な構造はチェーンタイプと同様ですが、大きな音が出てしまうチェーンとは異なり、音が静かです。

ただし、巻き上げるパワーが弱いため、重量のあるシャッターの開閉にはあまり向いていません。

 

オーバースライダー式

天井に設置したレールに沿ってシャッターを収納するタイプです。

パワーがあるため、重量のあるシャッターでも簡単に開閉できます。

また、速度が速くて音も静かなど複数のメリットがあります。

ただし、天井にレールを設置する形になるため、天井の高さが必要になるなど、スペースを取ることはデメリットです。

 

5.ビルトインガレージに必要なもの・設置したいもの

ここでは、ビルトインガレージを作る際には、必要なものや設置したいものについて紹介します。

 

庫内照明

ビルトインガレージは壁に囲まれているため、シャッターを閉めるとガレージ内が暗くなります。

そのため、庫内照明を設置しましょう。

日常的な車の出し入れはもちろんのこと、車のメンテナンスや鑑賞、DIYなどの作業をするときにも欠かせません。

ただし、センサー付きは光が弱いため、ガレージ内で作業する場合は、別の照明を用意したほうがよいでしょう。

 

収納スペース

ガレージを車の駐車スペースとしてだけではなく、趣味のスペースとしても使いたい場合には、収納スペースがあるとよいでしょう。

趣味の部屋はものが増えやすいため、できるだけ余裕を持って収納スペースを確保すると安心です。

スペースを作るだけでなく、工具を壁にかけるなど有効活用することも重要です。

 

エアコン・除湿器

ガレージ内はできるだけ湿度を一定に保つことが重要です。

愛車のコンディションを保つためには、除湿乾燥機などを設置するとよいでしょう。

また、ガレージ内で作業をするなど、過ごす時間が長い場合には、エアコンの設置も検討します。

エアコンがあれば、夏場や冬場でも快適に作業可能です。

 

6.ビルトインガレージと法規制の緩和措置

建築物を建てる際には建築基準法に基づいて建ぺい率と容積率に制限が設けられています。

ですが、ビルトインガレージを作る際には、その制限に対して一部緩和措置が受けられます。

 

建ぺい率

建ぺい率とは、敷地面積に対する建築面積の割合のことを指します。

日本全国の建物、例えば住宅やビル、マンションや病院などはすべて建ぺい率に基づいて建築されています。

建ぺい率は地上自治体により細かく定められています。

柱と屋根がある場合、建築物とみなされるため、車庫の面積も計算に含みます。

 

容積率

容積率とは、敷地面積に対する建物の延べ床面積の割合を算出したものです。

「延べ面積÷敷地面積×100」で求められます。

容積率も建ぺい率と同様に、地方自治体によって定められているため、地域によって異なることが特徴です。

また、容積率も、車庫の面積を計算に含みます。

 

ビルトインガレージで緩和措置を受けられるのか

ビルトインガレージは緩和措置を受けられるのでしょうか。

ここでは、建ぺい率と容積率の緩和措置を受けるための条件を解説します。

 

建ぺい率の緩和措置を受ける条件

建ぺい率の緩和措置を受けるための条件は4つあります。

・外壁のない部分が4m以上続いていること
・柱の間隔が2m以上あること
・天井の高さが2.1m以上あること
・地階を除いた階数が1であること

ビルトインガレージは「外壁のない部分が連続して4m以上」という条件を満たさないので適応できません。

 

容積率の緩和措置を受ける条件

ビルトインガレージなどの車庫の面積は、延べ床面積の5分の1を上限として、延べ床面積に算入しないと定められています。

例えば、延べ床面積が250㎡でガレージが30㎡の場合、50㎡までは延べ床面積に参入しないため、ガレージ分を全て除外して計算します。

 

7.ビルトインガレージの成功・失敗事例を紹介

ここでは、ビルトインガレージの設置を検討中の人に向けて、成功・失敗事例を紹介します。

 

生活動線を考えた設計がポイント

生活動線を考えずに設計した結果、キッチンなどへのアクセスが悪くて荷物を運びにくく、ストレスが溜まるケースもあるため注意しましょう。

日常の買い物で車を利用することを考え、ガレージとキッチンを出入り口でつなぎ、生活が楽になったという事例もあります。

注文住宅なら、ライフスタイルにあわせた理想の住宅が作れるでしょう。

 

騒音がパートナーと子どものストレスに

ビルトインガレージは、エンジン音が家の中に響きやすいです。

仕事で帰りが遅くなることが多い家庭では、騒音がパートナーや子どもの迷惑になってしまう事例もあります。

特に、ガレージの近くに寝室を作ってしまった場合には騒音が気になりやすいため、寝室との距離感には注意しましょう。

 

8.ビルトインガレージのある住宅の施工事例

ここでは、実際にビルトインガレージを作った住宅の施工事例を紹介します。

 

趣味の作業スペースを兼ねたビルトインガレージ

明るさを最大限に取り込む2階リビングの開放感|小千谷市|W様邸

趣味の作業もガレージの中で。時間を気にせずゆっくりじっくり楽しむことができます。

 

ビルトインガレージをはじめ様々なこだわりを詰め込んだ住宅

ガレージハウス ~ 趣味・個性の演出 ~|長岡市|F様邸

広々としたビルトインガレージだけでなく、さまざまなこだわりを実現しています。

 

愛車を眺めながらくつろぐ住まい

インナーガレージとともに暮らす|上越市|S様邸

愛車を眺めながらくつろぐリビングはインナーガレージとつながることで抜け感が生まれ、より広く開放的な空間に。

家事空間とつながるガレージは作業が楽になり、雪や雨で天気が悪くても荷物の運び入れも安心。

趣味と家族の暮らしやすさを大切にした住まい。

そのほかのディテールホームのガレージの建築実例はこちらをご覧ください。

 

9.まとめ

ビルトインガレージは、愛車を風雨や盗難から守りやすく、趣味のスペースとしても使えるなどさまざまなメリットがあります。

ただし、生活動線や騒音などをしっかりと考慮して設計しなければ、生活しにくくなるケースもあるでしょう。

 

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